松本良多はニューヨークと東京を拠点とする建築家、アーティスト、ライター。ロンドンAAスクール、グラスゴー・スクール・オブ・アートにて90年代に建築と美術を学び、2007年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科修了。
イギリスと米国にてジャンカルロ・デ・カルロ、ヴィンセント・スカーリー、セシル・バルモンド、ウィンカ・ダベルダム、マニュエル・デランダに師事、建築史家 ヴィンセント・スカーリーの助手を務める。
建築家、アーティストとして黒川紀章、シーザー・ペリ、MITメディアラボ、ピーター・クリストファーソン、日本設計と協働、ベトナムバクマイ病院、九州大学センター地区のマスタープランをはじめ多数の建築、都市計画プロジェクトを手掛け、2008年にRyota Matsumoto Interdisciplinary Design Studioを設立。シレジア大学の講師を経て、2016年よりプリマス大学 Transart InstituteのMBAアドバイサーに就任後はクーパー・ユニオン、プラット・インスティチュート、ニューセンター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティスにて客員教授として教鞭をとっている。
社会学者としてはオスロ国立美術大学、テネリフェ市立美術館にて加速主義とポストヒューマニズムの美術論について講演している。2017年にはレバーヒューム・トラスト国際学会の招聘によりコーネル大学にて「ポストヒューマニズムと未来都市」について講演する。2020年にはカリフォルニア大学アーバイン校主催の「バイオアートと生命科学」シンポジウムの司会及びパネリストを務める。
アメリカとヨーロッパにおいてポスト・デジタル世代を代表するトランスメディア・アーティスト、デザイナーとしてInternational Society of Experimental Artist(ISEA)最優秀賞、英国Visual Art Open 最優秀賞、フィレンツェ・ビエンナーレ賞、米国ArtAscent誌ゴールドアーティスト賞、Art Kudosコンペティション最優秀作品賞、カナダArt Exhibeo誌最優秀賞、国際Lynx Prize Be Art Builder賞、英国Lumen Prize賞ファイナリストを受賞する。
2015年にはデジタルと既存の絵画手法を融合したハイブリッド・メディアの作品のインターナショナルな評価によりFILE(Electronic Language International Festival)"Prix Lux"部門を受賞する。2016年には日本人として初めてイタリアとスペインからPremio Ora賞を同時に受ける。
2015年、2016年にロサンゼルスのLos Angeles Center for Digital Art、トランスベニア大学にて個展を開催、2018年、韓国国立中央博物館の招聘展、テキサス大学、ロサンゼルス現代美術館の常設展示作品のアーティストに選ばれる。
パラメトリックデザインと伝統的メディアをアルゴリズミックな手法により融合するハイブリッドアートで海外において高い評価をうけ、作品、論文、インタビューはロンドン大学バートレット校の出版、「ドローイング・フーチャー」をはじめアメリカ、イギリス、カナダ、スペイン、イタリア、ギリシャのデザイン、アート書籍にて紹介されている。
好き・興味
- アート
- 建築
- アーバニズム
- ポストヒューマニズム
- ソーシオロジィ
- デザイン
- デジタルメディア